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トップメッセージ

松雪 恵津男
福岡リート投資法人 執行役員古池 善司Zenji Koike
平素は福岡リート投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

ここに、本投資法人の第39期(2023年9月1日~2024年2月29日)の決算と運用状況についてご報告させていただきます。

当期における我が国の景気は、このところ足踏みもみられますが、緩やかに回復しています。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。

このような環境の下、当期における本投資法人の運用状況は、物件全体として概ね堅調な運用実績となりました。その中でも特に都心型商業施設であるキャナルシティ博多では、引き続き回復基調にあるアジアのインバウンド(中国を除く)に加え、サウスビルのリニューアルによる新店入替の結果が反映されました。
当期の営業収益は9,326百万円、営業利益は3,462百万円、経常利益は3,031百万円、当期純利益は3,030百万円、1口当たりの分配金は過去最高額の3,807円となりました。
第38期決算発表時に公表した予想分配金3,755円に対して52円の増加となります。

外部成長については、ポートフォリオによるリスク分散を図りつつ、資産規模2,500億円に向け資産取得を進め、オフィスビルである「博多FDビジネスセンター」(取得価格141億円)を2023年9月1日に取得しました。これにより、全体のポートフォリオに占める商業施設比率は50%以下へ低下しました。

内部成長については、商業施設の売上増加、住居を中心にテナント入替及び契約更新に伴う賃料増額が実施できています。本投資法人の重要な施策の一つである「サステナビリティへの取り組み」では、E(環境)である「建築性能・環境性能の維持向上」に努め、全ポートフォリオにおけるグリーンビル認証取得率は2030年目標85%以上に対し84.6%となりました。外部評価としてGRESBリアルエステイト評価4スター及びグリーンスターを取得しています。引き続きCO2排出量の削減、地域社会との連携や統合報告書発行等による投資主の皆様への情報発信等を積極的に行っていきます。

本投資法人は、「地域特化型リート」として、九州経済界をリードする有力スポンサー企業の支援・協力を仰ぎながら、市場の変化に迅速に対応しつつ、堅実な資産の運用を行います。また、基本理念である「Act Local , Think Global」をもとに、中長期的に安定した収益を確保し、将来にわたり1口当たり分配金の安定的な維持・向上に努めます。

今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2024年4月16日

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